愛犬の学習は「迎えたその日から」スタートしています
仔犬期(生後6ヶ月まで)
仔犬の時期は順応性が高く、色々な事を吸収しやすい時期でしつけをするにも最も適した時期と言われています。
特に食事や遊ぶ時間のメリハリ、トイレトレーニングやハウストレーニングなどを通して『人の生活スタイルに合わせること』や外の刺激(様々な音やお家では見ることがないもの)に少しずつ慣らしたり、他人・他犬に会わせて『お家の中や家族以外にも慣れさせておくこと(馴致)』などは、生後2〜3ヶ月頃からスタートしておくことが望ましいです。
また、日常生活で必要なマナーを教えておくと、災害時やペットホテルの利用時、愛犬との旅行の際にとても役立ちます。
そして、『ボディコントロール』などのトレーニングも仔犬期から取り組んでおくことで、いざトリミングや動物病院で他人に触られる場面があっても、普段から飼い主様に体を触れられているので愛犬のストレスは軽減されます。
ワンちゃんの成長過程で遊びや基礎訓練を通して飼い主様がワンちゃんとの接し方や意思疎通の図り方を学び、楽しい共同生活を送れるようになるとより一層お互いが幸せになれると思います。
生後7ヶ月以降〜成犬
仔犬期を終えると、今度は大人になっていく過程で自我が芽生えていきます。
ワンちゃんの性格や仔犬期の過ごし方によって異なりますが、精神的に少しずつ落ち着いていく代わりに自己主張が強くなったり頑固になりやすくなります。
この時期からの問題行動に対するしつけ・トレーニングは仔犬期よりも色々な癖がついているため、仔犬期よりも難易度が上がります。
特にトイレの躾などはこの時期から覚えるのはかなり難しくなります。
また、ワンちゃんにとっても「今までOKだったものがNOになる」という事が出てくるので、受け入れるのに時間がかかる場合があります。